初対面の女性との会話術(会話力編5)
初対面の人間との会話と言うのはいくつになっても緊張するものである。
それが綺麗な女性、特に以前から気になっている好みのタイプの女性だとしたらなおさらだ。
今回は、そういった意中の女性などに初めて話しかける際のノウハウについて解説したい。
話しかける目的をはっきりさせておく
取りあえず、話しかける前に、何が目的なのかを自分の中で決めておいたほうがよい。
何故なら、目的が違えば最適な戦略も違ってくるからだ。
- 彼女にしたい
- 友達でいいからとりあえず仲良くなりたい
- 体だけが目的
恋愛初心者の場合は、とりあえず仲良くなることのみを目指したほうが良い。
仲の良い女友達を増やすことは長期的に見て女性との出会いを増やすことに繋がるからである。
長期戦か短期戦か
第二に、最初に決めた目的にしたがって、戦略を決める。
例えば、長期的視野にたって、じわじわとその女性の心に忍び足で近づいていくか、あるいは一気に間を詰めて、その日のうちに男女の関係を目指すか、を決めるわけである。
この場合も、恋愛初心者は長期的視野にたってゆっくりと距離を詰めていくことを考えたほうがよい。
理由は「その日のうちにお持ち帰り」なんてのは、女性のタイプによってはどんなにテクニックを駆使しようとも、絶対に不可能だからだ。当然、女性のタイプを見極める力が必要になってくる。
それにHが目的の場合は、最初から、お持ち帰りがしやすい(相手もそれが目当て)女性が集まる場所に行くべきである。
初対面の女性に対する基本的な話しかけ方
女性に関わらず、初対面の人に対する基本的な話しかけ方は、おそらく説明するまでもなく、なんとなくわかっていると思うが、一応、書いておく。
- 今の状況についての話題「今日は疲れたね」
- 名前を言う「初めまして。○○と言います」
- 質問する「たしか、○○さんでしたっけ?」
1は他に天気の話題なんかが話の切り出しとして有名。
2は、まず相手の名前を知りたければ、自分から名乗れ、というわけで、自分の情報を開示することで、相手にも「自分も何か話さなくちゃ」という心理効果を与えることを期待している。
3は、2でも決して名前等を名乗らないような場合。この場合は、直接聞く。
いずれにしても、女性に話しかける場合、当然、二言三言話しただけで終わるつもりはないわけだから、その後の話の展開(どういった話題にするか)などを考慮したうえで最初のトリガーを決めなくてはならない。
誠実さを示すことを忘れずに
前回ブサメンが女性と仲良くなるためのコツでも示したとおり、何はともあれ、最初は女性の警戒心を解くことを第一に考える必要がある。
そのためのキーワードは誠実さ、である。
共感を示す言葉を盛り込む
これも前回述べたとおり。
共感は女性と打ち解けるための重要キーワード。
ラポートトークを常に意識する。
ミラーリング効果は、女性との会話では、あまり使用しないほうが良いと個人的には思っている。
ある程度、打ち解けてきたら褒める
女性とある程度、打ち解けて、初対面の雰囲気から脱することができれば、いよいよ口説きに入るわけであるが、女性に限らず、こちらの好意をさりげなく伝え、相手をいい気持ちにさせるには褒めるという行為が一番である。
女性をさりげなく褒めるには部分刺激の拡大効果や暗黙の強化といった心理テクニックを使うと効果的だが、言うまでもなく、褒めるタイミングやどの程度褒めるか、といったことには注意を払う必要がある。
何故なら、初対面の人間にいきなり褒めまくられたりしたら、どんな鈍い女性でも「あ。もしかして私今口説かれてる?」と気づいてしまうからだ。
ブサメンの場合、長期的戦略に基づいて、ゆっくりステップアップしていったほうが良い、と前述したが、その戦略に基づくなら、あまり褒めすぎるべきではない。
褒められるのがもともと好きではない女性が存在すること。
褒め殺すのは、相手の女性がそういった女性でないことをまず見極めてからでも遅くないこと。
そして、口説く=下心がある、として相手の女性の警戒レベルが上がってしまうこと。
以上の3点には気をつける必要がある。
- 取りあえず仲良くなって
- 取りあえず少し褒めてみて
- 脈がありそうだったらもう少し褒めてみて
- 相手の警戒心が上がったと感じたら、気のない素振りなどをして再度警戒心を下げて
褒めるという行為を、会話の中に含める場合、上記のような駆け引きが当然重要になってくる。
最初のほうに書いたが、恋愛初心者は「とりあえず少しでいいから距離を縮めて、次から話しかけやすい間柄になっておく」程度を目指し、その場合、相手を褒める場合、相手のファッションや話し方に言及するにとどめて「口説いている=下心がある」か否かは、煙に巻いておくほうが、後々のことを考えると無難と言える。
- 「○○さんってファッションセンスあるよね。ファッション雑誌とか読むほうですか?」
- 「○○さんって面白い話し方するよね。どこか地方出身?」
こういう褒め方(褒める+質問トリガー)をすれば、相手の情報をさりげなく聞くこともできて一石二鳥である。
可能ならズームイン・ズームアウトで話の流れをコントロール
会話とは言葉のキャッチボールであるで述べた会話テクニックを使えば、会話が続かない言うことはないと思う。
が、何度も言うが、最終的には、恋人同士になりたい、とこちらは思っているわけだから、できるだけ
- 自分の誠実さをアピールしつつ
- 自分のことをよく知ってもらい
- そして相手のこともよく知る
ことが重要である。
できれば会話が長続きしない人のための会話テクニックいろいろで述べたテクニックを使って、できるだけ会話の流れをコントロールしたいものである。
何度も言うが、恋愛初心者の戦略は長期戦。
コツコツと少しずつ、相手の女性との距離を縮めていくことが重要である。
もし上記の「話の流れをコントロールなんて難しいよ」とか感じるなら、無理をする必要はない。
相手の女性と頻繁に会話する機会があればあるほど単純接触効果も期待できるわけだから、焦りは禁物である。
話しかけても全く脈が感じられない場合
一生懸命いろいろ話題を考え話しかけても、相手の女性の受け答えはそっけないものばかりで全然会話が弾まない。
ブサメンにはよくあることである。
というか、実はイケメンにもよくある。
相手の女性だって話す相手を選ぶ権利はあるのだし、また、女性の中にもコミュ障は存在するのだから、当たり前だ。
そういう場合、こちらのとりうる選択肢は二つ。
- 話すのをやめる
- 話しかける頻度は下げるが、話しかけること自体はやめない
恋愛初心者あるいはブサメンのとるべき選択肢は当然2である。
理由は、もし相手が単なるコミュ障なら、話しかけているうちに、何かのきっかけで打ち解けるかもしれない。
相手が、完全に諸君のことを拒否する姿勢を見せている場合でも、それでも健気に話しかけていると好意の返報性が働き、相手の女性の態度がころっと変わることもあるかもしれない。というか、実際にはよくある(まめな男がモテる理由はここにある)。
諦める境界線はどこか、というのは非常に難しく、女性によって千差万別なのだが、恋愛初心者の場合は、今後のための学習の意味もこめて「しつこすぎて嫌われない程度」にできるだけ頑張ってみよう。