女は噂話や陰口で男のブランド価値を決めている
女は、男に比べて、噂話や他人の陰口が大好きな生き物である。
皆で関心ごとを共有したり、一緒になって他人を口撃することで、一体感を得たいから、という女の共感脳によるところが大きく、女のブランド好きの要因でもあるのだが、この女特有の性癖をしっかりしておくことは、彼女が欲しいモテない男性諸君にとって必要不可欠と言える。
女は男の悪口は言っていいものだと思っている
学校や職場で、女が集まって、何やら自分のほうを見て、こそこそ言っている気がする。
男子なら、誰にでもそんな経験が一度や二度はあるのではないだろうか。
そしてよほど自分に自信がある場合を除き、大抵の男性諸君は「悪口を言われているのではないか」あるいは「笑われているのではないか」と不快感を覚えたりする。
実際、私自身も中学高校時代は、よく女子から陰口を言われていた……いや、陰口を言われているのではと、不安がっていたものである。
が、女性と付き合うようになってからは一切そんな不安はなくなった。
彼女に直接聞いてみたのである。
「女ってさ。男の噂話をよくしているみたいだけど、悪口とかも言ってるの?」と。
すると彼女はあっさりとこう言った。
「うん。言ってる時もあるよ」
罪の意識など微塵も感じさせることなく、彼女は平然とそう答えたものである。
少しむっときたので、私は続いてこう言ってみた。
「他人の悪口、陰でこそこそ言うことに罪の意識はないのか」と。
この質問にも彼女はあっさりと答えてくれた。
「うん。全然、ない」
当時の私はまだ二十歳前後。
まだまだ精神的に未熟だったせいもあって、結構、頭にきたものである(彼女と喧嘩したくなくて口にはしなかったが)。
まあ、とにかく女は男の噂話や陰口を言うことに良心の呵責はあまり感じていない。
だから、平気な顔をして寄って集って男の悪口が言える。
仮に逆の場合なら、ギャーギャーと騒ぎ立てるくせに、である。
ちなみに、私の経験上(その後もいろんな女性に同様の質問をしてみたところ)、大体、彼女たちの返答は以下のようなものが多かった。
- 一緒に誰かを口攻撃するのは、一体感が得られて気持ちいいから(女の共感脳)
- 男のほうが強い生き物なんだから、それくらい大目に見ろよ男子!
- どうせ男共も私たち女の噂話で盛り上がったりしてるんでしょ。お互いさまじゃないの?
- 別に相手が傷つくような悪質なことは言ってないよ
ちなみに私は、人生において女性の陰口を男同士で共有しあったことはない。
男は、あまりそういうことはしないものである(だよね?)
しかし女性陣は違う。
要約すると、どうも女性と言う生き物は「女は弱い生き物で、時に男から暴力を受けたり、セクハラされたりするわけで、だから少々男のことを口で攻撃したとして、それくらいは許されるべき」と思っているらしいのだ。
なるほど、そう言われると、確かにその通りではあるが、やはり口での攻撃も、それはそれで人を深く傷つけ、時に死に追いやることすらあるわけで……。
なんて正論を、他人の陰口を平気で言うような女性に言ったところで、おそらく不毛な言い争いが生まれるだけであろう。
それに男は年を取るにつれて女性の話題にすらならなくなっていくことを考えると、寧ろ「陰口を言われているうちが花」と考えるべきだと、最近感じる次第である。
女は男のブランド(価値)を皆で共有しあう生き物である
とここまで1000文字以上費やしたわけだが、実はここまでは前ふりで、ここからが本題である。
ここまでの話で「男は女の陰口を寧ろありがたいものとしてとらえるべき」と言う結論を出したわけだが、実は、恋愛という観点から見て、男は「女子の陰口好き」を決して看過することはできない(不快に思うか否かという意味ではない)。
何故なら、女は他人と価値観を共有しあう生き物だからである。
え? 言っていることの意味が分からない?
だったら例を挙げよう。つまりこういうことである。
- クラスで人気の男子=皆のおすすめの男子である
- クラスで不人気の男子=皆がおすすめしていない男子である
- 皆が「キモイ」と言っている会社の上司。私はいい人だと思うが、皆がキモイというならやはりキモイのだろう。好きになるのはやめておこうかな
- 皆が「性格がいい」」と噂しているブサメン男子。私はブサメン好きじゃないが、皆がおすすめしているならデートくらいはOKしてみてもいいかな
要するに女は付き合う男を選ぶ際、ブランド品と同じように品定めする傾向が強いということである。
勿論、女性が全員、上記のように周囲の評価や価値観をそのまま鵜呑みにするわけではないし、何事も自分の目で見て、自分で価値基準で判断する女性は少なくない。
が、重要なのは、女性は男に比べて、周囲の友達の評価や価値観を重要視する傾向が強く、しかも、若い女性であればあるほど周りの意見に左右されやすく、また、自分の目で男の価値を判断しているつもりの女性でも、意外と周囲の影響を受けている、ということである。
最近よく耳にする「雰囲気イケメン」なんて言葉は、まさしく女性誌等のマスコミが作り出した「モテる男のテンプレ」そのものであり、ブランドである。
そして、そのテンプレ自体、時代の移り変わりにより、著しく変化していることには、私のような年配者なら誰もが知っているに違いない。
とすれば、すべての男にとって「女の噂好き&ブランド好き(価値観の共有癖)」は決して無視できない大事と言えるのではないだろうか。
男の対処方法はたった二つ
私の考える男の具体的な対処法はたったの二つしかない。
一つは、クラスや職場の女性全員に対して「いい人」だと思われるよう努めること、つまり自己ブランディングである。
好きなタイプの女性以外には口も聞かないし眼中にない、なんて男がたまにいるが、これは諸君が仮にもモテたいと思っているのなら、絶対にしてはいけないことである。
好きな女性との恋愛にどんな悪影響が生じるか、正直、誰にも予想できないからだ。
もう一つの対処法は、クラスや職場で既に人気の男子と仲良くなること、だ。
女は「憧れの素敵なあの人(イケメン)が友達に選ぶような男は、例え見た目が性犯罪者風のキモメンであっても、きっと中身はいい人に違いないから、恋愛対象として見てみよう」と思う傾向があるからだ。
つまり、有名ブランド店の棚に納まっている物なら、なんだって価値あるものとして見てしまう癖があるのだ(特に日本人女性のブランド好きは世界有数である)。
男は、美人と行動を共にしている不細工な女を見ても、その女の評価自体、決して変わるわけではないが、女は違うのである。
女に陰口を言われること=関心を持たれている
好きの反対は無関心だと言われることからわかる通り、女性の噂話の対象になったり、時に嘲笑の対象になること自体は、モテない男としては、寧ろ嬉しがるべきことかもしれない。
が、悪い噂を立てられ、男のブランド価値を損なうことだけは、百害あって一利なし、絶対に避けるべきである。