女は「俺はモテない」と下を向き口を閉ざす男が苦手である
自分のルックスや才能に自信のモテない若者は多い。
そして彼らの多くは、恋愛に積極的になれず、彼女どころか女友達すらできない。
そして考える。どうすれば女の子と仲良くできるのだろうか、と。
答えは、至極単純明快である。
女が好む「ポジティブでキャラクターの明確な男」になればいいだけである。
女は無口な男が嫌い
基本的に女は無口な男が嫌いである。
理由は以前の記事にも書いたが「何を考えているのかわからない男が怖いから」である。
DVや性犯罪、ストーカー。
世の中には、男が女に犯罪行為を及ぼすといったニュースが多い。
従って、どんなに勝気で、自分の腕力に自信のある女性であっても、やはり男と言うのは基本的に恐怖の対象として潜在意識の中で認識している場合が多い。
男が思っている以上に女性は男のことを恐れているのである。
イケメンなら、例え無口でキャラの不明瞭な男であったとしても性犯罪者やストーカーになることはないというイメージと安心感があるので、必要以上に女性から恐れられることはない。
寧ろ「クールでかっこいい!」と好感をもたれる場合が多いくらいだ(く、悔しい!)。
しかし、フツメンやブサメンは、やはり少なくとも自分が性犯罪者やストーカーではないことを、何らかの方法で女性に示しておかないといつまでたっても女性は近寄ってこないなんてことが起こりうる。
え? でも、俺、口下手だから明るいキャラクターになんてなれないよ、だって?
そういう君は大きな勘違いをしている。
明るいキャラクターになるのに、何も言葉は必要ない。
よく女性タレント等がテレビで口にする「笑う時に顔がくしゃくしゃってなる男の人って素敵!」という台詞を耳にしたことはないだろうか。
屈託のない笑顔を浮かべる人=明るく心優しい人
そういうイメージは誰にでもあるのではないだろうか(男性諸君も笑顔の素敵な女性が好きなはず)。
自分の容姿等に自信がもてなくて、うまく女性と話ができないという諸君でも、(モテない)男同士で普通に話をすることなら、それほど難しくないはずだ。
そして、いつも一人の時に笑っているように、顔をくしゃくしゃにして笑顔を振りまくことくらいできるはずである。
また、意図的にいつも楽しそうに笑っていると、人は段々と心もポジティブになっていくものでもある。
ポジティブな人間だからよく笑う、のではなく、よく笑ってると人間ポジティブになれるのである。
そういうわけだから、人と話したり、明るくふるまったりするのが苦手だという諸君は、ぜひ、少しでもいいから毎日「笑っている時間」を意図的に増やすようにしてみよう。
そうすると、いつの間にか君に対する女性の警戒心は薄れ、好感度はアップ、徐々に女性たちとの距離が近くなっていくのを実感できるに違いない。
でも、俺の笑顔、致命的なくらい不細工で、男にも見せたくないくらいなんだよね。
そんな風に悩んでいる君も安心して欲しい。
例えば、私は若いころ、自分の笑顔に自信がモテないタイプの男で、当然、女友達どころか男友達も少なかった。
しかし、たまたまとある女性に言われた一言で、何かが吹っ切れて、その後の自分の人生を大きく変えることができた。
彼女に言われた一言とは「笑顔が可愛い」である。
言われた時は信じられない思いだった。
何故なら、私の笑顔ときたら鼻の穴は大きく膨らむは、目はなくなるは、顔中しわくちゃになるわ、汚い歯茎は全開になるわで、どこをどうみればかわいいと形容できるのか全く理解できなかったからだ。
まあ、ブルドックとか爬虫類がかわいいとか思うような女性もいるくらいであるから、かわいいとかそういった感覚は人によって大きく異なるということなのだろう。
それに人は自分のことに対しては評価が厳しめになる傾向があることからして、もしかすると、私が自分で思っているほど、私の笑い顔は他人から見てキモち悪いわけではないのかもしれない。
そんな風に思うようになってから、私は男女問わず、友人が増えたように思う。
というわけで、諸君が思っているほど、諸君の笑顔は他人から見て気持ちの悪いものではないのである。
女は「俺はブサメンだから」とうじうじしている男が嫌い
で、笑顔を振りまき、女性の警戒心を薄めることに成功したとして、やはりネガティブな思考の持ち主というのは女性の恋愛対象になりにくい(ただしイケメンは除く)。
毎日意図的に笑う時間を増やし、少しは前向きな思考を得ることに成功したところで、やはり「俺はブサメンだから」などとうじうじしている男に女性は強い嫌悪感を抱きやすいからである。
何故、女は自分の容姿のことでうじうじしている男が嫌いなのか
答えは女が男にファッションセンスや清潔感を求める理由でも書いた「女性のコンプレックス」にある。
考えても見てほしい。
不細工な男と不細工な女。
一体どちらがより社会において理不尽な差別を受けるだろうか。
どちらがより恋愛弱者と言えるだろうか。
答えはもはや言うまでもないだろう。
つまり世の女性の多くはこう思っているのである。
「不細工に生まれたことくらいで『この世で一番俺が不幸』みたいな面してんじゃねーよ、うじうじしてんじゃねーよ、私たち女のほうがいろいろと大変なんだよ!」
みたいに感じているのである。
はっきり言って不細工な顔の人間など、見渡せば、世の中に山ほど存在する。
不細工であるということは、考えるまでもなく、別に特別なことでもなんでもなく、言ってしまえば、不幸でもなんでもないのである。
なのに多くのモテない不細工な男ときたら「ああ、こんな顔に生まれて、何の才能もなくて、俺はなんて不幸なんだろう。ああ、神様。こんな俺にどうか、可愛くて優しくて、俺の欠点をすべて受け入れてくれる天使のように美しい容姿と心を併せ持った完璧超人のような女性を紹介してください!」
なんて、虫がいいにも程があると言わざるを得ないようなことばかり考えていたりするのである。
イケメンでもなく自分に特別な才能がないことも自覚していながら、女性の理想は極めて高く、しかも自分を高めるための努力は一切せず、神頼みオンリーの他力本願。
そんな身勝手で頼りがいのない男を好きになる女性が、いったい、この世のどこに存在するというのだろうか。
ちなみに私は若い時からハゲでちびで学歴も才能もオールナッシングで、おまけにブサメンの分際で超がつくくらいの面食いで「芸能人並の超美人以外はお断り」という調子にのるのもいい加減にしろと言われても仕方がないような性格だったのだが、意外と彼女や女友達に不自由したことはない。
理由は心理テクニックとかいろいろあるのだろうが、一番は、自分の容姿にコンプレックスこそ抱いてはいたものの、決してそれを表に出さないようにしていたためだ、と思っている。
つまり、傍から見て、私は極めてポジティブなキモメンだったのである。
非モテ男子の諸君。もう理解してもらえただろう。
私のように女性の理想が高くても構わない。
男なら可愛くて優しい彼女が欲しいのは仕方がないことなのだから。
ブサメンであるのを気にするのも仕方がない。
だってやはり男ならイケメンに生まれたかったに違いないからだ(私もそうである)。
が、だからと言って卑屈になって、下を向いているばかりでは、いつまでたっても前は見えない。
神様に頼んだところで、空から天使のような美少女は、決して降ってきてはくれないということだけは理解して欲しい。
自分の容姿を気にしすぎるネガティブ男は、その容姿からではなく、そのネガティブな精神ゆえに女性から嫌われていることをしっかりと理解しよう。